初めて「実感」した
サークルの一個学年が上だった、歳は同い年の先輩が、悪性脳腫瘍で、亡くなりました。
4月に入院して一度摘出して、再発して、10月。
勉強の一環として、がん細胞のしくみとか、
細胞が歳が若いと活発に分裂・分化繰り返してるとか、
脳が、ほんとに内分泌とか循環器とか、「生きている」ヒトのすべてを統合しているとか、
知ってたけど。
わたしは、深刻さをほんとうにはわかっていなかった。
県内に就職した人だし、今年の定演も見に来てくれるだろうし、また会えると思ってた。
会いに、お通夜に行ってきた。
でもなんでお見舞いという形でいままでに会いにいかなかったんだろう、って思う。
あれは、会った、って言わない。
生と死の境目ってなにか、ってよくわからないけど、
昨日、棺の中にいた彼は、紛れもなく、「生きて」はいなかった。
生命活動が、停止していた。
3月の追いコンで一緒に飲んだ。
それから何日がたったというのだ?
22歳~23歳にとっての半年って、一瞬でしょう?
ヒトが死ぬことを「実感」した。
私のおじーちゃん、亡くなってるんだけどな。
やっぱり早すぎるからだろうか。
なんだか、とても彼の持っている空気が好きで、みんなから聞く彼の話もすてきで、
合練見かけると、よく突進してはしゃいだ。
私はじっくり人と仲良くしてもらうやり方が下手で、いつも「なんかこの人好き!」という気持ちが先行してはしゃいでしまって、相手とじっくりした関係をもてないんだけど。
でもとにかくすごくすきだったの。
(でもこれって勝手に彼のイメージを作ってることになるのかな・・・いや、でも空気がすきってあるよな)
幸運なことに私は自分の中心年次のとき、彼と同じ、合宿係を選んだ。
私がヘロヘロで去年夏合宿を終えようとしているとき、最終日のコンパのためのお酒の追加を、彼にお願いした。
それを最終日の午後3時か4時ごろ車に大量に乗せて、あの笑顔で来てくれた。
そしてそれとは別に、「おつかれ」といって、あの笑顔で、エビスの6缶パックを、私と係の相方と分けな、と、持ってきてくれた。
その日の夜のコンパで、自分のぶん、その6缶の半分を飲んだ。
5泊6日で合計12時間くらいしか寝てなくてヘロヘロだった私は、ビールたった3缶でべろんべろん。
でも、ほんとうにうれしくて、後悔もたくさんあったんだけど、でも、同じ係を経験した先輩に、ねぎらってもらったことがうれしくて、
その3缶を飲みながら、彼にからんだ。
それ以来、いつもエビスを飲むときは、かれのボーズ頭と、妙にステキなファッションや小物のイメージが浮かんで、うれしい気持ちになっていた。
しかもちょっと笑顔が、恵比寿様に似てんだよね。
だからよけいに。
エビスを昨日お通夜から帰ってきて、飲んだ。
今までもエビス飲むときは、彼の空気を思い浮かべていたけど、
これから、一生エビスを飲むたびに、まちがいなく彼を思い出すだろう。