おそれいりますが。

「思想しつつ生活しつつ」。日日是好日。life goes on. 晴れ時々涙。

くちびるに歌を、心に太陽を持て

最後の定期演奏会が終わりました。


今年はほとんどOG気分で、OBOGステだけ乗りました。

でもやっぱりせめて、他に先生ステだけでも乗ればよかったなあ、とつくづくさみしく思いました。


でも、10月の時点では、とてもきちんと先生練や合練に出れる気持ちはしなかったし、いま考えてもやっぱり無理だった気がします。

でも、4年生は、そんなに全部出れないけど・・・ってのもありだったのか、と他の人たちを見ていて思ったのです。


お金がないから、試験だから、明日が早いから、そんなことしなくても自分はわかってるから・・・


そういう理由で、貴重な先生練やゲネプロを欠席する人もいたのです。

私はまじめすぎたのか。


私が、先生ステを諦めた理由は、

実験しながら平日17時半からの練習に出ること、土日を合練でつぶすこと、先生練のために平日に松本に18時についていることや、ゲネプロで平日をつぶすことをすべてきちんとコンプリートすることが、いまの研究室生活と自分の体力では難しい、と感じたからだったのです。

それなのに、ステージに乗るというのは、がんばっている下級生に失礼にあたる、と。


でも、それを軽々とやってのけた4年生が他にいたのを見て、

「それなら私も諦める必要なかったじゃん!!1回や2回休んでも失礼にあたらないなら、私もでたかったよ!!」

と、悔しくなってしまいました。


結局譜めくりをおおせつかったことなどで、かなりの時間を費やすことになったり、それで通して何回も曲を聞くことで、練習にいけてなくても音が結構取れるってことに気づいてしまったから、なおさら思ってしまった。

でもそれはまあ結果論ですが。


もっと早く、音が取れることに気づいてれば、休んでもいいって思えれば・・・


この気持ちをどうしたらいいのかわかりません。



でも一方で、2ステ譜めくりと3ステとアンコールだけ出してもらうことで、1ステや4ステを袖から見れたり、みんなが歌っているときのステマネさんの働きを見れたり、写真を撮れたり・・・


そういうことができたのもラッキーだったな、と思ったのです。

自分が3年間乗ってきたステージを、演じる側としてではなく、観察できたのは、よい体験でした。


ステージ袖で緊張しながら待って、ステマネの合図にしたがって光り輝くステージに出て行くあの空気。

それが、あんなにまぶしいものだったとは。


そしてじぶんたちの演奏会のサポートをしてくれている人の働き。

あんなにたくさんのことがあったとは。


うん、演じる側に所属していながら、サポート的なポジション、ってのはなかなか新鮮だったのです。


でも歌いたかったな。



でも、失礼になる、って決めたのは自分だ。

それを評価されなかったからといって、しょんぼりするのはなにか違う。


私のものさしでは、


ゲネプロや先生練は、必修の授業以外で休んではいけないもので、

4年生は、実験があるといえどもなんとかできる立場なのだから休んではいけなくて、

しかも4年はただでさえ練習に行かない率が高いのだから、せめてそういう重要なポイントは絶対にいて見本を見せるべき立場であって・・・


と、考えていたのだ。

だから、いいんだ。


それに、やっぱりかなり平日も合練もコンプリートして行くのは難しかったと思うし。

(でもそういう人いっぱいいた、つまりコンプリートしなきゃって思う必要はなかったのか・・・って気づいたのが悔しい理由)

それに、それで「コンプリートしないのに乗るなんて・・・」下級生に思われるのが嫌だった、ってところもある。

それは他者の評価が怖かった自分の弱さ。


でも次に、こういう、どっちにしようみたいなときがあったら、絶対になんとかする道を選びたい。

そしてそれができるように、気持ちと身体のメンテナンス法を知っていたい。

そして、まじめにとりすぎずに、他者がなんと言おうと、やりたければやりたい。・・・難しそうだけど。